川崎市入江崎水処理場と富士電機川崎工場を見学しました!
多領域ダイナミクス設計研究分科会(主査:内海教授)の活動の一環として、内海教授とD2の岸本さんが神奈川県の川崎市入江崎水処理場と富士電機川崎工場を訪問し、社会を支えるインフラ設備と製造現場を見学しました。
入江崎水処理場は1961年の稼働開始から65年にわたり運用されている神奈川県で最も歴史のある水処理施設です。雨水、生活排水等を常に処理し続ける同施設では、ポンプ、ブロワといったターボ機械が活躍しています。
見学を通して、インフラ設備で利用されるターボ機械の状態監視や処理場全体の流体マネジメントの重要性や、AIを用いた日々の運転データの活用など、多くの気づきを得ることができました。
富士電機株式会社 川崎工場は、同社の発電設備の生産拠点として、蒸気タービン、発電機をはじめとする地熱発電・火力発電設備、水力発電設備、原子力発電関連設備などを取り扱っています。世界で総出力65,057MWの電力を供給するインフラ社会を支える川崎工場のタービン・発電機専用の組み立て工場を見学しました。場内には、同社が納入し、約40年間使用された実物の蒸気タービンが展示されておりスケール感や過酷な運転環境を知ることができました、蒸気タービンという大型ターボ機械の組み立て風景を間近で見学し、活用されている技術や課題について専門家と議論することができ、多くの学びがありました。
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開催概要
川崎市入江崎水処理場見学
実施日:2026年3月5日(木)
場所:神奈川県 川崎市 入江崎水処理場
富士電機株式会社 川崎工場見学
実施日:2026年3月6日(金)
場所:神奈川県川崎市 富士電機株式会社 川崎工場
活動内容
①入江崎水処理場
〇水処理場の設備
・沈殿槽
・反応タンク
・ポンプ・ブロワ
・小水力発電
などについて現場の見学と詳細な説明をいただきました。
水処理場のシステムの中でターボ機械がどのように利用されているのか、脱炭素化や省エネに向けた最新の取り組みについて体感し、新たな課題の発見や社会インフラの重要性に気づくことができました。
〇水処理場の抱える課題や今後の展望について意見交換
多領域ダイナミクス設計研究分科会は、流体工学・設計工学・振動工学・トライボロジー・制御工学など、多分野の技術者・研究者から構成されている。水処理の過程で使用される多数のポンプの最適な運転条件やメンテナンスに向けた運転データの蓄積、AIを活用したデータ分析や処理場全体の最適な運用について意見交換を行いました。研究室としてもロケットエンジンや射場整備の研究・開発の参考になる部分が多く、今後の研究教育活動への大きな刺激となりました。
②富士電機 川崎工場
〇大型蒸気タービンの説明、組み立て工場見学
富士電機川崎工場の主力製品である地熱発電、火力発電用蒸気タービンについて、羽根設計やロータ設計、軸受、カップリングの詳細を説明いただきました。
工場の見学では、タービン・ケーシングの材料投入から加工、組み立て、検査を一貫して実施できる最新の製造ラインを間近で体感し、大型ターボ機械の加工、精密な組み立て作業、振動低減技術について、研究とのつながりを深く理解することができました。

水処理場でのご説明
(入江崎水処理場)

水処理場内の設備見学1
(入江崎水処理場)

水処理場内の設備見学2
(入江崎水処理場)

東京電力が約40年間使用した175MW蒸気タービン低圧ロータ
(富士電機 川崎工場)