超小型人工衛星「HOKUSHIN-1」の展開式太陽電池パネルの開発が完了しました
室蘭工業大学では、東北大学・北海道大学との三大学共同プロジェクトとして進めてきた超小型人工衛星「HOKUSHIN-1」搭載用 展開式太陽電池パネルおよび保持解放機構の開発を完了しました。
本プロジェクトは、大学や小規模組織による月以遠の深宇宙探査を可能にする基盤技術の実証を目的としたものであり、HOKUSHIN-1 は 3U CubeSat として設計・製作されています。
HOKUSHIN-1 プロジェクトの概要
HOKUSHIN-1 では、深宇宙探査を見据え、以下の三つの技術実証を目的としています。
- 大学地上局による軌道決定技術
- コンパクトかつ高効率な推進装置
- 大電力発電を可能とする展開式太陽電池パネル
このうち室蘭工業大学は、展開式太陽電池パネルおよびその保持解放機構の設計・製作・試験を担当しました。
室蘭工業大学が担当した開発内容
本研究室では、
- 深宇宙探査ミッションに耐えうる構造設計
- 打上げ時の振動・衝撃に耐える保持機構
- 確実かつ再現性の高い展開動作
を満たすことを目標に、EM(エンジニアリングモデル)およびFM(フライトモデル)の開発を行いました。
設計・解析・試験を繰り返しながら、展開式太陽電池パネルおよび保持解放機構の機能・性能を実機レベルで確認し、衛星システムとして要求される信頼性を確保しています。
展開式太陽電池パネル(EM)
保持解放機構(EM)
開発体制と参画メンバー
本開発は、内海研究室の責任教員の指導のもと、複数年度にわたり学生が主体的に設計・製作・試験を担う形で進められました。
責任教員
- 内海 政春 教授(室蘭工業大学)
学生開発メンバー(歴代)
- Ang Yi Yong
- 折居 遼平
- 中村 颯
- 田原 悠仁
- 藤田 泰輔
- 木村 悠真
- 中谷 陽介
- 高橋 柾友
- 三浦 大和
これまでの開発にあたり、多くの学生・関係者が設計・試験・評価に携わりました。
本プロジェクトは、実機開発を通じた人材育成と、大学発宇宙技術の社会実装を両立する取り組みでもあります。